皆様こんにちは。イタリアから届いた7000本のワイン
現在急ピッチで確認作業を
行っております。
流石に7000本は凄い量ですね。
このワイン、今年は量もそうですが内容も例年にまして凄いんです!
バローロ、バルバレスコのオールドヴィンテージやヴィンテージポートなど今まで見たことのないワインがあるんです!
サンティンシェフがオマケでいれてくれたらしく、リストにないものもたくさんありました。
検品を行っていますと、シェフが長い時間をかけて集めていた大事なコレクションだということがはっきり
分かります。
長い間大事にミラノで熟成されてたワイン、是非楽しみにしていて下さい。
田井
秋も深まり少しずつ木々達も色づき始めましたね。
解禁を間近に控えたBeaujolais Nouveauも今年はどんなできなのか楽しみですが…
やはり、この季節を待ちに待っている方も多いんではないでしょうか?
一年でこの時期しか頂けない貴重な白トリュフのシーズンがやってまいりました。
白トリュフといえば別格の香りを放つアルバ産のものが有名でが、ワインもアルバのあるピエモンテ州からBaroloを紹介したいとおもいます。
以前もチラッと紹介したワインですが、当店では35種類のBarolo をご用意しております。
多くの造り手がいるなかで、さらに伝統的に大樽で熟成させるトラディショナルなスタイルと新樽を用いるモダンなスタイルなど醸造による味わいの違いも様々です。
代表的な生産者の方々をいくつか…
トラディショナルな造り手といえば、『Barolo 最上の造り手』とも言われます”Giacomo Conterno”です。
リリースされるまでの熟成期間がとにかく長いんです!!
2種類のBarolo を造ってますが、”Barolo Cascina Francia”は4年、”Barolo Ris. Monfortino”では7年、良年にはさらにそれ以上の年月をかけてスロヴェニア産の大樽で熟成されます。
それから更に、瓶熟。
お目にかかるまでに10年近くかかっちゃいますね。
そこから十分に熟成して飲み頃を迎えるのに更に10年、20年…
気が遠くなりそうですが、花開いたGiacomo ConternoのBaroloとアルバの白トリュフとのマリアージュはこの上ない贅沢かもしれませんね。
“Bartolo Mascarello”も伝統的なワイン造りをしていますが、あえて単一畑の物は造らずに様々な畑で収穫されたNebbioloをブレンドして一種類のみのBarolo を造りだしています。
お店のセラーには、なんと1964年とゆうオールドヴィンテージも眠っております。
3世代に渡って伝統的な造りを続けてきた”Bruno Giacosa”もワインに樽の風味が着きすぎる事を嫌い、あくまで葡萄本来のポテンシャル、テロワールを重視した造りです。
自社で所有してる畑で収穫された葡萄から造られるものと、信頼のある契約農家から買い入れた葡萄から造られるものとがありますが、ちょっとラベルの見た目が違うんです。
買い葡萄から造られるワインといえどもさすが!!
Barbarescoのネイヴェが本拠地ですがBaroloも素晴らしいです。
では、今回はこの辺にいたします!!
モダンな造りの方々は次回のお楽しみに。
大石 誠
こんにちは 日が沈むのも早くなり、いつの間にか肌寒く秋を実感するようになりました。
秋といえば「食欲の秋」!当店にも美味しい白カビのチーズが届きました。
フランス、ノルマンディー地方のカマンベール・ド・ノルマンディーです。
日本でもカマンベールという名前のついたチーズはいくつもありますが、しかし伝統的な製法で産地や原料など厳しく規定され、原産地呼称統制に乗っとって作られるチーズをカマンベール・ド・ノルマンディーと言います。カマンベールチーズは有名ですが誕生の話は皆さんご存知ですか!?
言い伝えによると1791年のフランス革命から逃れた司祭がノルマンディー地方のカマンベール村の人々にかくまってもらい、お礼にその村の農婦たちにチーズ作りを教えて、この農婦たちによりカマンベールが作り上げられたと言われています。
1991年にはカマンベールの誕生を祝って誕生200年祭も行われた世界中でも人気のチーズです。
このチーズの香りは新鮮な芳香があり味わいはクリーミィな中にコクがあります。熟成が進むと香りが強まり、濃厚な味わいになります。
オススメのチーズですー。是非召し上がってみて下さい!
藤本
季節のシェフオススメコースの前菜で使われているガルムについて少し書きたいと思います。
ローマ人にとってガルムは普段の食品でもあり、同時に富裕層向けの高級品でもありまして、allec と呼ばれる魚の内臓などの混合物から、まず上澄みの液体を調味料として取り出し、残りの固形物を含んだものは最貧層が主食の粥に混ぜて味付けに使用したもの。ようするにイタリアの魚醤です。
最高級のガルムはキャビアほどではないが、高級な香水と同程度の価格で取引をしていたそうです。
一般にサバ、マグロやカツオ、ウナギなどの様々な魚の内臓を細切れにし、塩水に漬けて発酵させて作る。完成品は微妙でまろやかな風味だが、発酵中はひどい臭いがするため、ガルム生産者は近所から苦情が来ないよう都市の郊外で生産していたそうです。当店はカタクチイワシで作ったものです。
蜂蜜酒のような色にまで薄めたものをそのまま飲料として飲んでいたそうです。古代ローマではこれが万病に効く薬とされていて、赤痢や潰瘍にまで効くとされていました。さらに調味料以外にも化粧品の材料としても使われ、脱毛やそばかすの除去にも使われていてガルムは慢性的な下痢や便秘にも効くと考えられていたそうです。
スカンピを柑橘類とガルムでマリネして、バルサミコとガルムを合わせたソース、スカンピの甘みと柑橘類の香り、それとガルムとバルサミコのソースの絶妙なハーモニーをお楽しみください。
寒くなってきて空気が澄み、一段と夜景も綺麗になってますので特にディナーでのご来店をおすすめします。
鈴木